• ホーム
  • 低用量ピルの「マーベロン」はニキビも改善する

低用量ピルの「マーベロン」はニキビも改善する

低用量ピルを用いることで得られる避妊以外の効果のひとつにニキビが改善するというものがあります。そもそもニキビは、思春期に見られるものでホルモンバランスの変化から皮脂が活発に分泌され、それによって毛穴で炎症症状が起こるものです。本来は思春期に見られる顔に出来る吹き出物がニキビであるのですが、現代では大人になってからも顔に吹き出物が出る場合や、吹き出物そのものがニキビと呼ばれています。

基本的にニキビの原因は皮脂とアクネ菌によるもので、毛穴から皮脂が活発に分泌され、それを栄養源にしているアクネ菌が増殖することで起こります。このため毛穴を清潔に保つことやアクネ菌を殺菌することが、一般的な対策となっていますが、これはあくまでも対症療法であり抜本的な解決にはなりません。特に大人の場合には、代謝量が低下していることもあって、改善したても再び現れるものです。このようなしつこい症状に対処する方法として低用量ピルを用いる方法があります。

低用量ピルでは、女性ホルモンを補充することを目的にしており、その効果のひとつが避妊です。しかし、女性ホルモンが安定することにより生理前および生理中の不快症状を改善することができます。このホルモンバランスを安定させコントロールすることは、同時に皮脂からの分泌も適切な量に抑えることができるものです。つまり、低用量ピルを利用することは、ホルモンバランスが安定しニキビができにくい環境にすることが出来ます。

一方で低用量ピルでもさまざまな種類がありますが、その中でもニキビ治療に用いられやすいのがマーベロンです。マーベロンは、有効成分に卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールと黄体ホルモンのデソゲストレルが配合されたもので、他の低用量ピルと同様に避妊のためにも使われます。服用方法は、トリキュラーと同じ28日サイクルで、21日間連続して定められた時間に服用し、7日間の休憩期間を経て再開するというものです。マーベロンも21錠タイプと28錠タイプがありますが、1相性なのでトリキュラーと異なって28錠タイプのプラセボ錠が除けば飲む順番に決まりはありません。マーベロンに使われるデソゲストレルは、トリキュラーに使われるレボノルゲストレルよりも新しくこのため第3世代のピルになります。

マーベロンの特徴は、デソゲストレルは少ない配合量で効果があり同時に含まれる卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールの量も少ないものです。効果は黄体ホルモンとしての活性が高く、子宮内膜活性にも強いため不正出血を起こしにくいといったもので、また男性ホルモン様作用が弱い性質から、男性ホルモンを起因とするニキビや脂漏などの副作用が出ることが少ないというものです。このようにメリットのある低用量ピルのマーベロンですが、副作用について問題があるため避妊を目的とする経口避妊薬の第一選択薬にはなっていません。これは第1世代や第2世代と比べて血栓症を起こすリスクが2倍とされているためです。この副作用から長期服用を目的に、女性ホルモンをコントロールする経口避妊薬としてはあまり使われておらず、代わって男性ホルモン様作用の少なさから女性ホルモンをコントロールすることで改善を目指すニキビ治療のために使われています。

関連記事
低用量ピルは不安・・・という方には超低用量ピルの「ヤーズ」がオススメ! 2020年07月05日

ピルは配合される黄体ホルモンの種類によって世代分類されており、第1世代ではノルエチステロン、第2世代ではレボノルゲストレル、第3世代ではデソゲストレル、第4世代ではドロスピレノンといった違いがあります。一方で卵胞ホルモンに関しては、どの世代のものであってもエチニルエストラジオールが使用されているもの...

低用量ピルは通販サイトで買うのがお得なワケ 2020年05月30日

個人輸入代行という手段を使うことで低用量ピルを通販で買うことが可能ですが、通販を選択する理由としては、価格が大きなウェイトを占めます。病院であれば診察料や検査料が必要ですし、価格も病院ごとに異なるものです。その点で個人輸入代行を利用して低用量ピルを購入すれば、同じ効果のものが安い値段で手に入れること...

人によって症状の違う更年期障害!どんな症状が出るの? 2020年04月23日

更年期障害は女性に見られるもので、分泌されるホルモンの量が低下することによって引き起こされるものです。女性の場合には、卵巣で作られる卵胞ホルモンであるエストロゲンが身体を作る上で欠かせない働きをしていますが、成熟期を過ぎて老齢期に入るとそのエストロゲンの分泌量はピーク時と比べると、減ってしまうもので...

プレマリンでエストロゲンの減少を防いで更年期障害の症状を抑えられる? 2020年03月26日

更年期障害は、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少することによって発生するさまざまな不快症状のことです。更年期障害そのものは、主に40代後半頃から見られるものですが、個人差が大きく、それより若い段階で見られる人も居れば、遅れる人もいます。また症状についても生活に支障が出るほど重症化するよ...

ピルを服用して起こる不正出血について解説します! 2020年01月31日

ピルは、女性ホルモン剤であり、これによって避妊による効果や生理を安定させ生理前や生理中の不快症状を改善するといったことが可能です。その一方でピルを使用することで起こる作用のひとつに不正出血があります。ピルの副作用としては、吐き気や偏頭痛、むくみといったものがあり、使用し始めの頃に出やすいものです。こ...